Qマット(コンクリート用湿潤・保温養生マット)
 コンクリートの湿潤養生と保温養生が同時におこなえるマット

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コンクリートマット図

【Qマット(コンクリート用湿潤・保温養生マット)】 は、
コンクリート施工における「湿潤養生」と「保温養生」を同時に行い、高品質のコンクリート構造物を構築することを目的にしたマットです。
「湿潤養生」を行うことにより、コンクリート表面からの水分の逸散を緩和します。これにより、乾燥収縮ひび割れの低減と、若材齢時における 強度発現の遅れの防止を図ります。
また「保温養生」を行うことにより、気温の低い時期における温度勾配に起因する温度ひび割れの低減と低温による強度発現の遅れの防止を 図ります。



・Qマットは湿潤養生シートと保温養生マットの2層構造で、それぞれ個別に敷設します。
湿潤養生シート 吸水性アクリル繊維「ランシール®F」を用いて新たに開発したシートです。
吸水後の形態安定性にすぐれ、一度吸水した水を逃さず、養生水として利用します。
標準的な形状は、幅1m、長さ70m、厚さ約2mmです。
保温養生マット グラスウール「マグウール」を特殊なフィルムで密閉したマットです。
湿潤養生シートの上に敷き、外気温変動の影響を軽減し、構造物を保温します。
標準的な形状は、幅1m、長さ7m、厚さ約50mmです。

特 長


■ 湿潤養生効果

1.「Qマット」の湿潤養生シートは従来のコンクリート養生マットに比べて10倍以上の初期保水量と約5倍以上の保水時間を有しています。
2.一回の散水のみで材齢28日までの期間、コンクリート表面の相対湿度を80%R.H.以上に保つことができ、構造物表面の湿潤性を長く
  保ちます。

■ 保温養生効果

1.「Qマット」の熱伝達率は、従来のコンクリート養生マットの1/2以下です。
2.構造物中心部と表面部の温度差が小さくなります。
3.構造物全体が最高温度から安定温度に降下する際の温度勾配が緩やかになります。

コンクリート表面相対湿度の比較
コンクリート表面相対湿度の比較   
コンクリート温度の比較
コンクリート表面相対湿度の比較    

使用方法


@コンクリートを打設します。

A通常、定期的な散水などによって湿潤養生を開始する時期になり次第、湿潤養生シートを敷設し、一回だけ散水を行います。
 次に保温養生マットを湿潤養生シート上に敷設します。

B材齢28日程度までの養生期間であれば、当初の一回の散水のみで構造物表面の湿潤性を保つことができます。
 ただし外気温が高い条件下や風の強い条件下では構造物表面の湿潤性を適宜確認し、状況に応じて湿潤養生シートへの
 散水を行ってください。

Cなおダムの上下流面など、型枠があり水平でない面に対しても、型枠脱型後、Aと同様の手順で養生が行えます。
 この際、保温養生マット下端にはカウンターウェイトを設置し、マットの構造物に対する密着性の確保に留保してください。

D効果を最大限に発揮するために、養生期間はできる限り長く設定してください。

使用用途


Qマットは多くのコンクリート構造物に用いることができます。特にダムやフーチングなどのマスコンクリート構造物や橋梁スラブなどの水平面の養生に最適です。

その他、ダムの上下流面、アンカレイジ、ケーソンなどのマスコンクリート構造物、ボックスカルバートや各種構造物躯体などの構造物で、散水養生が困難な構造物の養生に最適です。

現場施工例 (画像をクリックすると拡大します)


  • ボックスカルバート

    ボックスカルバート

    ボックスカルバート

  • ボックスカルバート

    ボックスカルバート

    ボックスカルバート

  • 橋脚基礎フーチング

    橋脚基礎フーチング

    橋脚基礎フーチング

  • 橋脚基礎フーチング

    橋脚基礎フーチング

    橋脚基礎フーチング


  • 高架橋脚スラブ

    高架橋脚スラブ

    高架橋脚スラブ

  • コンクリートダム堤体

    コンクリートダム堤体

    コンクリートダム堤体

  • ダム押さえ盛土

    ダム押さえ盛土

    ダム押さえ盛土



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